2025.11.15
【徳島新築コラム】冬の暮らしを快適に。暖まりやすい住まいのつくり方
徳島県内(徳島市、鳴門市、阿南市、小松島市、吉野川市、板野郡、その他エリア)で
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。
暖房設備を完備しているのに、なかなか部屋が暖まらない・・・ということはありませんか?実は、暖房器具ばかりを見直すのではなく、家の“つくり”や“熱の逃げ道”に目を向けることが、快適な冬の暮らしにつながります。今回は、暮らしや住まいの視点からこのポイントを整理してみましょう。

なぜ部屋が暖まりにくくなるのか
住まいの中が寒く感じられる理由として、大きく分けて「間取り」「断熱性」「気密性(すき間・熱の逃げ)」の3つが挙げられます。
例えば、暖房をいくら強めても、リビング階段や吹き抜けのある設計では暖かな空気が上部へ逃げてしまい、1階や隅の部屋はなかなか温まりません。
加えて窓が多かったり、土間があったり、日当たりが悪かったりする間取りは、知らず知らずのうちに「暖まりにくい家」の条件になってしまうのです。
また、壁・床・天井・窓の断熱性能が不十分だと、暖めた空気を外に逃しやすく、外気の影響を受けやすくなります。実は窓は、住まいの中でも熱が逃げやすい部分と言われています。
そして、ドアや窓まわり・コンセント・配管まわりなど、目に見えにくい小さなすきまも「熱の逃げ道」。気密性が低い家では、室温を安定させることが難しくなります。
暖まりにくい間取り、その特徴とは
間取りがいくらおしゃれでも、暖房効率にとっては意外な落とし穴があるものです。具体的な特徴を挙げていきます。
1.吹き抜けがあるリビング
天井が高く開放的な印象の吹き抜け。見た目には魅力的ですが、暖かい空気は上へ向かいやすいため、1階の居心地が下がる傾向があります。
2.窓が多い家
明かり・風通し・開放感を重視して大きな窓を設けた家ほど、冬場には“熱逃げリスク”が高まります。特に、アルミサッシ+単板ガラスなど古いタイプの窓では外気の影響を受けやすくなります。
3.土間がある間取り
土間スペースは趣のある空間ですが、床がコンクリート仕上げだと底冷えの原因になりがちです。
4.ワンフロアで部屋が広い
LDKの開放感を重視すると、その分空間が広くなり、暖房が効くまで時間がかかったり温度を維持しづらかったりします。
5.日当たりの悪い設計
冬の日差しが取り込みにくかったり、周囲に建物が密集していたりすると、自然な暖かさを取り込みにくくなります。

では、どうすれば暖房が効く家にできるか
設計段階やリフォームのタイミングで、以下のポイントを意識することで「暖まりにくい家」を「暖かく快適な家」に近づけられます。
まず、リビング・ダイニングを“南側”に配置するという考え方。南側に設けた窓からの太陽の熱を上手に取り込めれば、昼間の暖房を弱められ、夕方以降も室温が下がりにくくなります。さらに、窓の上部に庇(ひさし)を設けて夏の日差しは遮り、冬の低い太陽光は取り込めるようにする工夫も効果的です。
次に、窓の断熱性を強化すること。内窓(二重窓)を設けたり、複層ガラス・樹脂サッシに交換したりすることで、冷気の伝わりを大きく抑えることが可能です。これによって結露の軽減にもつながります。
また、玄関・廊下・階段室など「暖房の届きづらいスペース」も見逃してはいけません。ここに断熱施工を施すことで暖気を逃しづらくできます。そして、屋根・外壁・屋根形状など“外気に面する部分”の断熱・設計も重要です。勾配屋根などで雪・雨のたまりを防ぐ設計が、冷気の原因を減らすことに役立ちます。
最後に、暖かい空気を“循環”させること。断熱を頑張っても、空気が動かないままだとムラが発生します。サーキュレーターや天井ファンなどで暖かい空気を床面へ戻すようにしたり、全館空調や床下暖房など、家全体を均一に暖める設備を検討しても良いでしょう。

いかがでしたか?
性能や収納、開放感といった住まいの魅力も、毎日の“心地よさ”があってこそ生きてきます。
冬の寒さを感じにくい家づくりで、家族みんなが快適に過ごせる暮らしを一緒に考えてみませんか。
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