2025.07.12

【徳島新築コラム】ヌックで作る心地よい暮らし

徳島県内（徳島市、鳴門市、阿南市、小松島市、吉野川市、板野郡、その他エリア）で
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。

最近、住宅業界で注目を集めている「ヌック」。
スコットランドの言葉「ヌーク（nook）」が語源で、「こぢんまりとした居心地の良い空間」を指します。
完全に閉ざされた個室ではなく、家族との繋がりを保ちながらも、一人でくつろぐことができる絶妙な距離感の空間です。
段差や素材の違いを活用して空間を緩やかに区切ることで、プライベートな時間を確保しながらも、家族の気配を感じられる心地よい環境を作り出します。
今回は、そんな「ヌック」について解説していきます。

ヌックの魅力と注意点

ヌックを取り入れることで得られる最大の利点は、個室ではないにもかかわらず、プライベート空間としての機能を果たしてくれることです。リビングなど共有スペースと繋がっているため、家族の様子を感じながらも、自分だけの時間を過ごせる贅沢な空間となります。
また、階段下や廊下の端、リビングの一角といったデッドスペースを有効活用できる点も魅力です。壁で完全に仕切らない設計により、限られた面積でも圧迫感を感じることなく、むしろ心地よい”おこもり感”を演出できます。
ただし、導入には相応の費用がかかることや、最低限のスペースが必要であることも理解しておきましょう。
最も重要なのは、明確な目的意識を持つことです。目的が曖昧だったり、居心地の悪い設計だったりすると、せっかくの空間が無駄になってしまいます。

人気のヌック活用パターン

ヌックの活用方法は、ライフスタイルに応じて様々です。
リーディングヌックは、リビングの一角に椅子と本棚を配置して、自分専用の図書館を作ります。在宅ワークが増えた現代では、ワークスペースとしても人気で、特にオンライン会議の際には、周りの様子が視界に入りにくいヌックの”おこもり感”が集中力を高めてくれます。
階段下ヌックは、物置になりがちなデッドスペースを有効活用でき、窓ヌックでは自然光が入る空間で外の景色を楽しみながら心地よく過ごせます。
子どもがいる家庭では、子ども専用ヌックで遊び場を固定することで片付けもしやすくなり、和室を取り入れたい場合は和室ヌックで畳のある特別な空間を作ることもできます。

成功するヌック作りのポイント

理想的なヌックを作るためには、以下の点を押さえておきましょう。
人気があるから･･･といった理由だけで安易に取り入れると、うまく活かせず失敗してしまうケースもあります。まずは使用目的や空間の特徴をしっかりと理解することが、理想的なヌックづくりの第一歩です。
読書や仕事を目的とするなら静かな場所を、子どもが使う場合は大人の目が届きやすい場所を選びましょう。
緩い空間の仕切りもヌックの特徴です。床や天井の高さを変えたり、素材や色味に変化をつけたりすることで、周囲と繋がりながらも視覚的に空間を区切ることができます。
また、1～3帖程度のコンパクトな広さを保つことで、隠れ家のような心地よい”おこもり感”を演出できます。
家具や照明は、デザイン性と実用性を兼ね備えたアイテムを選び、壁面収納や引き出し付きベンチなど、省スペースでも収納力のある工夫を施すことで、快適な空間を保つことができるでしょう。

新しい暮らしの可能性を広げるヌック

ヌックは、限られた住空間の中でも、私たち一人ひとりの暮らしをより豊かにする可能性を秘めています。家族との繋がりを大切にしながらも、個人の時間を尊重する現代のライフスタイルにぴったりの空間デザインと言えるでしょう。
大切なのは、流行に左右されるのではなく、自分や家族のライフスタイルに合った形でヌックを取り入れることです。適切な場所選びと設計を行えば、きっと毎日の暮らしに新しい楽しみと快適さをもたらしてくれるはずです。

「うちもヌックを作れるかな？」「どんなヌックが我が家に合うだろう？」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひケントホームズにご相談ください。
お客様のライフスタイルやご家族構成、現在の住環境を詳しくお聞きした上で、住まいのプロが最適なヌックプランをご提案いたします。デッドスペースの有効活用から、新築・リフォーム時の間取り設計まで、豊富な経験を持つスタッフが、あなたの理想の「小さな居場所」づくりをしっかりとサポートします。
まずはお気軽にお問い合わせください。心地よいヌックのある暮らしを、一緒に実現しましょう。

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