2024.01.27
【徳島新築コラム】地盤調査って必要?
徳島県内(徳島市、鳴門市、阿南市、小松島市、吉野川市、板野郡、その他エリア)で
新築住宅をお考えの皆さま、こんにちは。
新築マイホームの建築が決まると、建築予定の
土地に建物を建てられるかを確認する
”地盤調査”が必要になります。
この地盤調査、それなりの費用が掛かるため
必要がないなら出来ればやりたくないと
考える方もいるのではないでしょうか。
ですが、建物ごとに最適な基礎や構造を考えるために
必要なものであり、必ずやるべきことのひとつです。
今回は、そんな地盤調査について基礎的な
知識を解説していきます。
◆地盤調査とは?
地盤調査とは、新築マイホームの建築時に土地の荷重や
沈下に対する強度を調べ、建築物を安全に支えられるか
どうかを調査することをいいます。
地盤なしで、地盤が軟弱な地域に建物を建てると
地盤沈下や家が傾くなどの危険性があります。
特に日本は、地震をはじめとする自然災害が多いため
地盤の強さは大切ですよね。
そのような自然災害から家屋の倒壊を防ぐべく構造耐力
(地震等に耐える力)を工事前に計算する
【構造計算】を行います。
そしてこの構造計算をするために地盤の状況を調査し、
その結果とともに建物のプランとあわせて
最適な構造を検討していきます。
また、地盤の強度だけでなく、昔からある土地なのか
切土や盛土など宅地造成を行った土地なのか
地下水位の把握、液状化を起こす可能性なども
調べることができます。
◆地盤調査の方法
・スクリューウエイト貫入試験
(旧:スウェーデン式サウンディング試験)
この方法は、一般的な住宅を建てる際の地盤調査に
用いられることの多い調査方法です。
鉄の棒を地面に垂直に差して地盤の強度を調べます。
敷地の四隅と真ん中計5か所で調査するのが一般的です。
・ボーリング調査
ボーリング調査は主にマンションや規模の大きな
建物を建てる際に用いられる調査方法です。
ボーリング機械を用いて地面に穴を掘り、そこに
ハンマーを落下させて強度を測ります。
地質の状態まで調べることができ、費用は25万円
から30万円前後になります。
◆地盤調査の結果に問題があったら
地盤調査によって問題が見られた場合は”地盤改良”
を行い、強固な地盤に改良する必要があります。
地盤改良のやり方には3種類あり、それぞれ特徴が
異なります。
・表層改良工法
表層改良工法とは、2mほど土を掘り、セメントなど
を入れて地盤を固める方法です。地盤が強固な支持層
が比較的朝愛想にある場合に行われます。
・柱状改良工法
何本ものコンクリートの柱を地面に打ち込んで地盤を
強化する方法です。
直径60cmほどの穴をあけ、そこからセメントと水を
注入して土と混ぜて攪拌させ柱を作ることで地盤を
強化する方法です。2~8mほど軟弱な層が続き、表層
改良工法ではできない場合に用いられます。
・鋼管杭工法
鋼管杭工法とは、柱状改良工法と同じ方法ですが
セメントの柱ではなく、鋼管で地盤を強固にする
方法のことを言います。工事にあまり時間がかから
ないため、工期を短くしたい場合に用いることや、
狭小地でも工事が可能です。
まとめ
今回は、新築マイホームを建てる際になぜ
地盤調査が必要なのかご紹介いたしました。
せっかく頑丈な建物を建てても、地盤が軟弱な場合は
地盤沈下等のリスクがあり安心に暮らせないですよね。
さらに、結果によっては安心して暮らせるように
地盤改良も必須になります。
もちろん、今回お話しした内容はかなり専門的な内容
になりますので、詳しくは担当者がしっかりと
ご説明いたしますのでご安心ください。
また、地盤調査や地盤改良には費用が掛かりますが
そのあたりもぜひお気軽にお問合せください。
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